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長野日報新聞「土曜コラム」に掲載中のコラムです。ぜひお読み下さい。

146 お金をかけずに幸せになる

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理想の仕事に就けば幸せになれる

 

仕事は人生の大半の時間を掛けるので慎重に選びたい。人によっては親と同じ仕事を選ぶこともあるだろう。親が事業を行っていればやがて後継者になる。子供のときから親の仕事を見ていれば、大きくなって自然とその仕事に就くものだと考える。

 

親としても事業に投資してきたものもあるし、先輩として伝えることは多い。取引先や顧客、なにより従業員のことを考えれば、子供が後継ぎになればありがたい。

 

社会には数限りないほどの仕事がある。後継者という選択がなければ、収入基準で仕事を選ぶ。(最近は労働環境も重視される)高収入といったら医師、弁護士、IT企業経営者などであろうか。リーマンショック時では現役社員も解雇される状況であったから、当時収入の多寡より解雇がない公務員に人気が集まった。どんな時代でも仕事とお金は切り離しては考えられない。

 

就職戦線の超難関を突破して有名企業に就職しても3年以内の退職者は結構いる。その有名企業に就職できなかった者からみれば、もったいないと映るだろう。しかし本人にしてみれば同期は全て超難関突破組である。企業ブランドを頼りに居続ける理由は見当たらない。

 

人には「快楽順応」が備わっていて、最初はどんなに素晴らしいと思っても時間が経てば慣れて、初めの感動がなくなる。仕事にしても快楽順応がはたらき、入社前に感じた企業ブランドが薄れ、さらに仕事自体も想定したものと異なればどんなに有名企業でも退職者が現れて不思議ではない。

 

有名企業で得られていた収入は他企業では得られない。退職する者にとって給料の多寡はさほど関係ないかもしれない。小さいうちから努力を重ね勉強してきた結果の就職先がこんなものかと思えば、周囲の評価がどうであろうと辞めてゆく。

 

おそらく子供の頃から勤勉で努力を重ねてきた。その都度の目標達成に幸せを感じていたのだろう。決して努力を苦痛と感じることはなく、頑張った分が数値で評価されるのが楽しくて仕方なかっただろう。

 

理想の仕事とは他人の評価による仕事選択ではない。仕事を通じて喜び、満足度、ポジティブ感情が満たされる事つまり天職に就けることが幸せといえるだろう。

 

大企業だから天職であり、中小零細企業では食うために働くとはいえない。今の仕事を天職と思えるかは自分次第である。

 

お金持ちになれば幸せになる

 

お金持ちは当然幸せだと思われている。周囲にも友達にもお金持ちはいないから、お金持ちの気持ちは分からないが、お金持ちが幸せでなければ私たちの目指す目標を見失う。

 

お金持ちになれば、相応な便利さや利点を手に入れることができる。今以上に多くのものを獲得できる能力が備わる。将来性のある人との出会いもあり、安心、安全も得られる。

 

しかし、これら収入が増えたことによるメリットの3分の2はたった1年で消えるといわれる。これも「快楽順応」によるもので、一旦入手したものには関心が薄れる性質がある。あって当たり前という感覚である。更なる幸せを手にするには更なるお金が必要と思う。

 

お金持ちが付き合う人は自分よりお金持ちでない人達が好まれる。それも預金額や資産額といった絶対評価額で比較するのでなく、地位、ランク、評判という相対地位で比較して下位に位置する人たちである。同一もしくは自分以上のお金持ちと一緒に活動すれば、お金持ちとしての優越感に浸れないということか。

 

お金持ちになれば自らの所有欲を満たす傾向が強くなり、また満たすことは容易い。自宅、マイカー、別荘、クルーズ船、宝石、貴金属、更には骨董、美術品など物に拘ればきりがない。1つと言わず2つ3つと増えていく。

 

物は取得するまでは幸せであるが取得してしまえば、たちまち慣れてしまう。しばらく時が過ぎればマイカーなどは新型が登場する。新型が登場すれば自分の型式では陳腐化による劣等感を覚え所有する幸福感など存在しない。

 

建物は定期的にメンテナンスをしなければ取得時の品質を維持できない。屋根や外壁の痛み、水漏れ、きしみ音、室内壁の汚れなど新築当時と同じでいられるはずがない。このような面倒な事はネガティブ要因であり幸福感を減退させる。

修繕費ばかりでなく維持するための税金が発生すれば取得する以前よりも幸福感は低下するかもしれない。

 

お金をかけずに幸せになる

 

お金持ちがお金持ちになったのはお金にがめつく、入りを多く出を少なくしたからである。普通の人以上にお金に執着したからお金持ちになったと思うのは貧乏人のひがみのようである。お金持ちはお金がたくさんある分心が汚いと勝手に想像する。

 

本当は好きなこと、人に喜ばれること、他の人があまりやらないことを人の2倍以上働いた結果お金持ちになったが一般的であろう。

 

お金と幸福感の相関関係は、年収750万円までは正の相関があるがそれを超えると、収入が増えても幸福感はさほど高まらないといわれる。また米国人は収入が3倍に増えても幸福感はさほど高まらない。米国の富裕層とアフリカ最貧国民との幸福度を調べたら大した差はなかった。

 

それは収入増加に伴い様々な願望が高まり、消費財を取得するたびに快楽順応が作用しイライラが生じてくる。

 

お金で幸福感を得ようとするならば、物より経験に費やすが良いといわれている。物は時間と共に劣化、陳腐化し幸福感を損ねる原因になる。また自分が購入したものは必ず他の誰かが所有している。どんなに高いバッグでも友達と重なれば、次回からこれまでのように喜んで使いづらい。

 

一方経験は世の中にたった一つしかなく、友達と重なっても共通の話題となり幸福度は増幅する場合がある。経験は時が経っても劣化することなく、時が経つにつれ輝きを増すことがある。

 

旅行は経験の一つであるが、世界一周の船旅であれば一人100万円を超えるプランもありずいぶんお金がかかる。このような旅行は定年退職の記念として利用されるかもしれない。

 

しかし楽しい経験は1年に一度ではなく何度も経験したほうが幸福度は上がる。3時間の大作映画を見るより、わずか15分間の朝ドラを毎日見るほうが幸せである。

 

そしてお金をたくさんかければその分幸福度が上がるかといえばそうではない。頻繁に近くの公園に出かける、地域のイベントに参加する、友人とホームパーティーを行うでも十分幸せである。

 

欧州やアジアで日本より貧しいと思われる国では玄関先や路上に椅子とテーブルを出して語り合っている表情は見るからに幸せそうである。あくせくと働くばかりではなく人生は仲間と語らい楽しむものだと教えている。シエスタやバカンスは生活に組み込まれている。

 

子供が小さいうちは情操教育として音楽を習わせ、身体教育として水泳や体操を習わせる。中学校からは私立に通わせれば教育費は相当な額に達する。さらに大学も私立、大学院や留学まで加算したら1,000万円を超える金額になる。

子供にお金をかければかけるほど将来高収入を得られると思っているのだろうか。子供が高収入を得られれば幸せだろうか。親の自己満足と安心のためとしては高すぎる金額である。

 

他人と比べることを止め、家族の幸せを基準に生活設計を行えば、今と異なる姿が見えてくるだろう。

 

 

 

 

長野日報土曜コラム 平成30年10月27日掲載

有限会社テヅカプラニング 手塚英雄

 

 

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