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長野日報新聞「土曜コラム」に掲載中のコラムです。ぜひお読み下さい。

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社会奉仕団体

「修練・奉仕・友情」は社会奉仕団体のひとつである青年会議所(JC)の三信条にあげられる。青年会議所の名前を聞いた人は多いと思われる。広域行政にまたがり長野県内には18青年会議所が現在活動している。

会員は20歳から40歳までの青年により構成され、40歳を過ぎると現役を引退し、シニア会員になる者もいる。全国に700ほどの青年会議所があり、36,000人ほど会員がいる。地域の青年会議所が活動の主体となるが、都道府県ごとにブロック協議会、更に全国を10地区に分けた地区協議会、これらを統括する日本青年会議所がある。

 

各地域の青年会議所は理事長を中心に1年間の活動計画を立て事業を行う。理事長を含め理事の任期は1年間である。

事業は地域振興と自己修練が中心である。地域振興としては地元の祭りやイベントに協力参加し、青少年育成の活動を行う。地元の子供たちに自然体験、文化継承、海外ボランティア体験など継続事業や新規事業を理事長が中心になり、各委員会が実践する。

会員は各地域の自営業者、企業後継者などが多いが、最近少子化、企業の減少から会員確保に苦慮するところが多く、サラリーマン、女性を迎え組織存続を図る。また青年会議所の合併、解散も発生している。

年会費としては10万円を超えるところが多く、他に交際費、交通費などは自己負担である。ブロック協議会、地区協議会、日本青年会議所に出向すれば交際費、交通費は他の会員より余計に発生する。

 

毎月定例会が行われ、その準備のために理事会、委員会などが必要に応じて開かれる。これまでの社会経験を下に若者らしい発想で議論が行われる。会議はロバート議事法に従い、合意が得られないと深夜に及ぶことがある。さらに場所を酒場に変えてトコトン意見を交わすこともある。

定例会では開会の辞に始まり国歌・JCソング斉唱、JCIクリード唱和、JC宣言朗読並びに綱領唱和等に続き理事長挨拶が行われる。途中で休憩をはさみ講師を招いて研修が行われる。やがて監事総評、若い我等斉唱、交通安全宣言唱和、閉会の辞で終了する。

 

定例会はネクタイ着用を原則とし、およそ3時間の定例会後は反省と慰労をかねて街に出かけることもある。外から見れば形にとらわれた議論好きな若者、形式にこだわる集団に映るかもしれない。

 

返事はYESかハイ

 

日本青年会議所は1951年に東京で創設されその後全国に広まった。当時の現役メンバーが現在生きていれば100歳を超える。よって全国の青年会議所OBは相当数にのぼる。20代の若者から見ればOBは先輩というより雲の上の存在に映る。

OBに限らず現役の先輩は新入会員にとってまぶしく憧れの存在である。先輩のようにいつか会を取り仕切り、大勢の前で堂々と発言し、感謝の気持ちを持って相手と接する姿はどこから見ても格好良い。

そんな先輩からの依頼に対する返事は「YESかハイ」である。「あいにく都合が悪くて申し訳ありません」とか「私には無理なので出来ません」の返事はほとんど存在しない。

 

会員の多くは事業主、事業後継者なので、不可能を可能にする知恵と技量が試される。取り掛かる前から「できない」と諦めるのではなく、まずは取り掛かり、一旦取り掛かったら何とか成し遂げるよう努力が求められる。

どこか軍隊のような規律があるが、怠けたから達成できなかったからといってペナルティがあるわけではない。頑張った者は賞賛されるが、怠けた者は次回頑張るようエールが送られる。厳しい見方をすれば口先だけでなく人としての行動で評価される。

 

理事の年は事業を推進し会員をまとめる立場であるが、翌年理事でなくなれば平会員に戻る。まとめ役と支える役が交互に繰り返される。理事を引き受けた年は誰もが大変ということを知っているので、先輩、後輩の関係なく「YESとハイ」で支え合う。

 

生涯の仲間

 

青年会議所に参加している会員は多くの業種に携わっている。建設・設備、金融、不動産、製造・卸売・小売、士業、飲食、サービス、農林水産など第一次から第三次まで幅広い。そのほとんどが取締役や管理職である。

仕事を通じて経済界で活躍する者は多いが、中には国政、県政、市政に携わる者も多い。財務大臣の麻生太郎、元総理大臣の小泉純一郎もかつては会員であった。

 

会員が青年会議所活動を振り返り言うことは、「多くの仲間ができた」「一生付き合える友ができた」「これまで知りえなかった人と貴重な経験を共にした」などである。

仕事を通じた付き合いでは時に互いの利益が衝突するので、適当なところで手を打つことがある。しかし社会奉仕活動となれば直接商売に影響はない。各自の性格や人間性が顕著に現れる。利害が対立しない場面で結ばれる友情は太く強い絆になる。

 

一般にサラリーマンは退職すればこれまで友人と思えた人はいなくなる。仕事を通じて知り合った友人は仕事がなくなると同時に消えることが多い。趣味や学生時代の友人付き合いは退職後も継続するが、付き合い度が浅く居住地が離れていれば親交はなかなか深まらない。

同世代で利害の対立がなく同じベクトルの下で過ごせば一生身近で付き合える仲間になれるだろう。

充実し満足感のある人生を送るのに友人の存在は欠かせない。気軽におしゃべりできる友、困ったときに相談できる友、知識や知恵を提供してくれる友の存在はお金に替えられない。

 

女性の場合僅かなきっかけで知り合った者同士が頻繁に女子会を重ねることは良く聞く話であるが、男性はしっかりとしたきっかけがないと集まりづらいものだ。青年会議所を卒業しても定期的に会合を開くOBがいる。それぞれの商売は異なっても事業主として抱える共通の話題で会話が弾む。

 

奉仕活動の魅力

 

「奉仕」といえばお金と時間に余裕のある者の行為と思われがちである。施しを行う者は上から目線であり、施しを受ける者は肩身が狭くなる思いを強いられる。「奉仕」という恩を受けたら、何らかの形で返したくなるのが「返報性の法則」である。返すことが出来ない、面倒くさいと思えば容易に奉仕を受け難い。

また「奉仕」は理に適わないことが多い。自らのお金と時間と労働を提供して一体何が得られるのだろうか。生涯を通じた友達といっても、趣味や道楽を通じた多くの友人がいればそれ以上を求めない。

 

消費する時間と労働を金銭換算すれば、どれだけ投資することになるのか。その投資に見合うものを得ることができるのか。理屈で考えればなんとも合わない計算である。

奉仕の行為は尊いといわれるが、自分は人格者でもなく、他人から認めてもらうことを望まなければ、ますます奉仕の行為は受け入れがたい。

 

そもそも人間の行動は理に適わないことだらけである。身体に悪い、社会ルールに従わないことでも日常つい行ってしまう。人は機械やコンピュータと異なり本能や感情を備えている。本能や感情は理性に優先して行動を起こす。

奉仕活動は人の幸福、充足、満足感を高める行為である。奉仕相手が喜べば感情は更に高まるが、行為そのものが自己満足を高める。それは決して驕りなどではない。奉仕の相手が個人、集団、地域、国家と大きくなればなるほど満足感は高まるといわれている。

 

青年会議所活動は奉仕活動である。さらに仲間と一緒に夢中になって活動する。この「夢中」も幸福、充足、満足感を高める行為である。

現役の際は忙しく時が過ぎてしまうので、「奉仕」や「夢中」を幸せとして味わうことは難しいが、振り返ってみればお金に替えられない幸福、充足、満足感を得たことに間違いない。

 

しかし全ての者に共通するとは限らない。活動に夢中になったために会社が傾いても気付かなければ経済的に苦しくなる。また出かけることが多くなり家庭を顧みなければ家族の崩壊につながる。社会人として常にバランス感覚を備えることは前提条件となる。

 

 

 

長野日報土曜コラム 平成29年1月28日掲載

有限会社テヅカプラニング 手塚英雄

 

 

 

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