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長野日報新聞「土曜コラム」に掲載中のコラムです。ぜひお読み下さい。

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現在日本のお金は紙幣が4種類、硬貨が6種類あります。その他に記念硬貨等がありますが、元々紙幣は紙であり、硬貨は金属であります。その紙や金属が1万円や500円としての価値を持っています。製造原価からみたら1万円紙幣は約30円で300倍以上の価値を持っています。

 

私たちの生活の中にお金が取り入れられてから、長い歴史があります。その昔お金は石や貝であった時代もありました。お金の形態をみても日本や海外において様々な歴史がありますが、ここではお金の役割、機能について考えてみましょう。

 

お金は交換・貯蔵・尺度手段に用いられるお金がない時代では物々交換が行なわれていました。相手の欲しいものと自分の欲しいものとが合致すれば交換成立となりますが、そうでない場合は合致する相手を探したり、交換を繰り返したりしなければなりません。交換を繰り返している間に品物が傷んで価値が低下することもあります。それがお金によっていとも簡単に交換が成立し、差額分も調整できます。このようにお金には「交換手段」としての機能があると経済学では説明されています。

 

続いてお金には腐らない、劣化しないという機能が求められます。腐ったり、錆びたり、壊れたりしなければ将来何か必要なときに必要なものと交換しようと考え、貯えようとします。これがお金の「貯蔵機能」です。当たり前と思われるでしょうが、お金が穀物や生鮮品であればこの役割は果たせません。

 

そしてお金が社会に受け入れられるようになると、お金はあらゆるものの価値を計る手段として活用されるようになります。現在原油が高騰して、500mlの水と1ℓのガソリンがほぼ同じ150円くらいの値段がついています。このように「価値の尺度機能」がお金にはあります。

 

お金に価値があった第2次世界大戦後、国際通貨体制は「兌換銀行券」という考えに基づいていました。1オンス=35ドルで金塊と米ドルの交換が保証されていました。当時圧倒的に金の保有を誇っていた米国のドルが通貨の主役となり、他の通貨はドルを媒介に金と交換される制度になっていました。

 

しかし、1960年代後半から米国の国際収支は悪化し、1オンス=35ドルの国際通貨体制が維持できなくなり、1971年ドルと金の交換を停止することになりました。これが「ニクソン・ショック」といわれる大事件です。そして現在受け入れられている変動相場制に移行されました。このようについ最近までお金そのものに価値がありました。

 

お金は信用の証

 

今ここに1万円札が1000枚1千万円あったとします。これだけあれば住宅ローンの返済もできるし、超高級車だって購入することができます。ちょうど東京でアパートを借りて私立の4年生大学に行く子供の教育費、生活費に匹敵します。

 

ところがこの1千万円を持ってアマゾンの奥地に行ったとすればどうでしょうか。そこは経済規模からすれば一生働かずに暮らせるだけのお金になりますが、現地の人は1万円札を見てもただの紙切れとしかみてくれません。製造原価30円の価値も認めてくれないかもしれません。

 

お金がお金としての機能を果たすには相手が受け取ってくれるという安心感や信頼感という「信用」が備わっていなければなりません。言い換えれば、信用が無くなった瞬間にお金はお金ではなくなるということになります。

 

こうして考えてみますと、お金に対する信頼は厳格に守られなければなりません。時々ニュースに流れる偽札事件はお金の信用を根本から覆すことになりますので、厳しく罰せられることになります。

 

お金には形が無い

 

現代社会では紙幣や硬貨だけがお金ではありません。キャッシュカードがあれば銀行のATMから直接現金を引き出すことも、振り込むこともできます。

クレジットカードがあれば現金がなくても自らの信用のもとでお金を引き出すことができます。さらにプリペイドカード、商品券、割引券、優待券等々全てお金と同じように物やサービスを購入する機能を持っています。

 

お金はカードや券に形を変えるばかりでなく、さらに進化して銀行のコンピュータのデジタル信号に姿を変えました。振り込まれた給与を確認しようとすれば、ATM で記帳すれば印字された形になっています。インターネットで買い物をしてもID とパスワードを入力するだけです。すでにお金はいろんな形に姿を変えていることが分かります。

 

お金の本質は大衆受容性

 

お金の性質について考えてみますと、お金は誰からも求められる性質を持っています。お金を求めるために汗水流して働いたり、多くの給料を得られる企業に就職するために勉強したりします。時には違法に罪を犯してまでお金を求めたりします。お金には誰もが喜んで受け取ってくれるという「大衆受容性」があります。この性質があるためよりたくさんのお金が求められます。たくさんのお金があればあるほど、旅行にも行ける、おいしいものも食べられる、大きな家も買える、養育も老後も安心していられる。私たちの生活が豊かになります。お金によって多くの自由度が得られることになります。

 

もし、魔法が使えて欲しいものが何でも手に入るとしたら、この魔法も大衆受容性がありますので、お金と同じということになります。お金によって命は買えませんので、魔法によって命を蘇らせることができれば、お金以上になります。こうして考えてみますと、お金とは本当に不思議なものです。

 

お金がお金を産む

 

多くの人がお金を貯められるのは、お金が貯めておいても劣化しない、傷まないと考えているからでしょう。でも自宅の金庫に保管しておくだけで本当にお金は傷まないのでしょうか。デフレ時代であれば物の値段が下がっていくので、相対的にお金の価値が上がります。

 

しかし、現在いざなぎ景気を超える好景気が続いていますので、金利が徐々に上がってきました。このようになると物価も徐々に上がっていきますが、金庫の中のお金はいつまで経っても変わらず、相対的には劣化していくことになります。現役で働いているうちは毎月の収入がありますので、お金が多少劣化してもそれを補うことができますが、リタイヤして貯蓄を取り崩しながらの生活に入れば、お金の劣化は死活問題になります。

 

ではお金を銀行に預ければ、利息がつきますが、現在のところ0.1%が定期預金金利です。これは100万円預けて1年後に1000円の利息になります。最近の経済成長は2~3%といわれていますので、少なくとも2%以上の金利で運用できなければ、結果として目減りしていくことになります。仮に1000万円を10 年間金利0.1%複利で運用すれば10,100,451円になり、金利2%複利で運用すれば12,189,944円になり、その差200万円を超え、元金1000万円の20%に相当します。このことはお金を働かせてお金を産むか、お金を産むために身を

働かせるかということになります。

 

お金のことをもっと知ろう

 

最近では「貯蓄から投資へ」といわれ銀行、郵便局でもリスク商品を扱うようになりました。リスク商品を購入した人の声によれば、担当者が足しげく通ってくれて、熱心に勧めてくれたからという理由でした。自らのライフプランに基づいて余裕資金を投資に向けようとしてリスク商品を購入したわけではありませんでした。

 

金融商品販売には重要事項の説明義務があり、営業担当者は十分に説明していることでしょう。しかし、説明を聞いていることと理解していることは必ずしも一致しません。十分な理解が得られなくとも相手が了解していれば、契約は成立します。そして不幸にも元本が大きく割れた場合、そのとき金融機関にクレームをつけても重要事項説明書類には確認印があり、また金融機関には何年か経つと当時の担当者が転勤になっていることもあります。結果として発生した損失は全て自己負担になってしまうのです。その時担当者を恨んでも始まらないのです。

 

日本の学校教育は良き勤労者になるよう勉強してきました。決して投資や運用をしてお金を儲けようと教えることはありませんでした。終身雇用制度下ではよく勉強してよい会社に就職できれば、収入はそれなりに保証され、安

心して老後を暮らすことができました。お金をいかに運用して、豊かな老後生活に役立てるなどと考えなくても良かったのです。老後生活を支える退職金ですが、現在導入が盛んに行なわれている確定拠出年金は自己責任の下で運用次第で増減します。退職金が勤労成果ではなく運用成果によって異なってくるということです。

 

時代がそのように変わってきたならば、「お金」というものをもっと知らなければならないと思われます。リスクは怖いからといって逃げたり、面倒くさいからといって避けたりすること自体が最も大きなリスクと思われます。

 

長野日報土曜コラム平成18年11月24日掲載

有限会社テヅカプラニング 手塚英雄

 

 

3 お金って何だろう?

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